Eコマースビジネスの所在地要件はどのようなものですか?
所在地の要件
オンライン決済を処理する場合は、カード不在のトランザクションのマーチャント所在地として主たる事業所を使用する必要があります。これは、執行役員が企業の戦略、運営、および活動を指揮、管理、調整する固定された場所を指します。主たる事業所は、事業とそのグループ子会社に対して1つのみ設定できます。
追加所在地(子会社)
子会社の国/地域は、その国/地域が追加のマーチャント所在地として適格である場合にのみ使用できます。次の所在地基準をすべて満たす必要があります。
- 事業活動を行い、特定の取引で購入した商品またはサービスの販売や流通に責任を持つ者が、商品の販売や流通の方法を決定する恒久的な物理的拠点(オフィスまたはコワーキングスペース)を有していること。一般的にはマーケティング、販売、事業開発、人事、コンプライアンス、リスク、法務、税務、財務などの部門が関連します。
- 現場の従業員がその国/地域での取引に関連する意思決定権を持っていること(マーケティング部門が国/地域内のマーケティング戦略の決定権を有するなど)が重要です。一部の機能を現地でアウトソーシングしている場合、または同じ事業グループの他の組織の従業員が現地に駐在している場合も、現地でのプレゼンスとしてカウントされる可能性があります。
- これらの基準を満たすには、以下のみでは不十分となります。
- 私書箱、郵便物転送先住所、マーチャントの法律事務所、代理店やベンダーの住所、事業活動のない倉庫、またはメールアドレス。
- 決済機能、カスタマーサービス機能、サーバーやURLの所在地、または取締役や投資家の存在。
- 取引活動に対して売上税を評価していること(商品およびサービスの販売総額に基づいて評価)。これは納税者番号を有していることを意味します。
- (適用されるすべての法律および規制に基づき)現地での営業を許可されていること。
- 現地の消費者法および裁判所(利用規約に記載)に従うこと。
- 取引時にカード所有者にマーチャント店舗の所在地(取引の場所)を開示する必要があります。これはチェックアウト画面またはチェックアウト画面の直前のページに表示する必要があり、ハイパーリンクからのみアクセスできるものであってはなりません。
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