Adyenの従来の冪等性ソリューションの廃止にはどのように対処すればよいですか?
冪等性ソリューションの変更が行われる理由は何ですか?
Adyenは、Adyenのプラットフォームの成長に合わせて最適に拡張できる新しい冪等性フレームワークを開発しました。この新しいフレームワークにより、再試行ロジックの改善、同期処理と回復性の向上が可能になります。
この新しい冪等性フレームワークの導入に伴い、Adyenは従来の冪等性ソリューションを廃止します。従来のソリューションを利用する加盟店は、インテグレーションを確認し、必要に応じて更新を行う必要があります。
この変更のスケジュールは?
従来の冪等性ソリューションの廃止は、以下のように2段階で実行されます。
- テスト環境 – 従来のソリューションの廃止が7月1日(水)までに行われます
- ライブ環境 – 従来のソリューションの廃止が9月15日(火)までに行われます
新しい冪等性フレームワークはテストおよびライブ環境で、すでに利用できます。以下は、両段階における移行のスケジュールです。
2020年6月30日まで
2020年7月1日まで
2020年9月14日まで
2020年9月15日
テスト環境
加盟店がテストフレームワークをアップグレードし、新しいソリューションに移行
従来のソリューションの廃止
ライブ環境
加盟店がライブフレームワークをアップグレードし、新しいソリューションに移行
従来のソリューションの廃止
両方の冪等性ソリューションの主な技術的違いは何ですか?
次の表は、主な技術的の違いをまとめたものです。
従来の冪等性フレームワーク
新しい冪等性フレームワーク
HTTPリクエストヘッダー
- httpプラグマキーとプラグマディレクティブのヘッダー値を使用
- ヘッドは再試行にのみ含まれる
- ヘッダーを使用すると、処理が同期から非同期に変更される
- 加盟店が提供した一意の識別子を持つhttp冪等性キーを使用
- ヘッドはすべてのリクエストに送信される
- ヘッダーを使用しても同期処理に影響しない
再試行の処理
リクエストの通常の通知に加え、PROCESS_RETRYイベントコード通知を送信
承認リクエストに使用される通常の通知を送信
エラー処理
該当なし
再試行ロジックを改善するためにレスポンスエラーを提供
取引の一意な識別子
加盟店アカウントと一意の加盟店リファレンスを使用して、特定の取引を識別
加盟店が作成する冪等性キーを使用、通常はバージョン4(ランダム)UUIDタイプ*で生成
*Adyenの冪等性サービスはリージョン別に提供されています。そのため、複数のリージョンで処理する場合に、加盟店が提供する一意の冪等性キーをリージョンをまたいで使用しないでください。
Adyenの最新の冪等性ソリューションの詳細情報はどこで見つけられますか?
詳細については、Adyenドキュメントの「API冪等性」ページで確認できます。
Adyenの冪等性サービスはリージョン別に提供されています。そのため、複数のリージョンで処理する場合に、加盟店が提供する一意の冪等性キーをリージョンをまたいで使用しないでください。
冪等性キーの詳細については、「キーの範囲と有効時間」のページをご覧ください。
この変更に必要な次のステップは何ですか?
新しい冪等性フレームワークは、テストおよびライブ環境で、すでに利用できます。技術チームやインテグレーターは、検証を開始して必要な変更を評価し、エンドポイントに対してテストを実行できます。
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