不正利用リスクのブロックしきい値を調整するにはどうすればよいですか?
Adyenのリスクエンジンの最新バージョンは、Adyenプラットフォームを通じて世界中で処理された数十億件の取引のデータに基づいてトレーニングされた機械学習モデルを使用しています。
疑わしい取引を識別してブロックする役割を担う機械学習モデルは2つあります。
- ボット攻撃リスクモデル:決済がカードテスト攻撃の一部である可能性を検出します。プレミアムリスクとベーシックリスクの両方で利用できます。
- 不正利用リスクモデル:決済が不正である可能性を検出します。リスクエンジンのプレミアムバージョンで利用できます。
モデルは、決済リクエストで提供された情報とAdyenエコシステム内の決済履歴データを使用して、承認前に取引をスクリーニングします。取引は不正である確率に基づいてブロックされます。
プレミアムリスクエンジンを使用する場合にのみ利用可能な不正利用リスクモデルは、各決済を相対的なリスクレベル(非常に低い、低い、中程度、高い、非常に高い)に分類します。次に、取引はリスクプロファイルで設定されたブロックしきい値と比較されます。リスクレベルがプロファイルのブロックしきい値を超えると、リスクエンジンは取引の事前承認をブロックします。ボット攻撃リスクモデルのブロックしきい値は調整できないことに注意してください。
デフォルトでは、機械学習ブロックルールは高リスクしきい値を使用するように設定されています。これにより、不正行為を許容レベルに抑えながら、正当な購入者をブロックすることがなくなります。この設定で適切な結果が得られない場合、異なるしきい値を使用するオプションが提供されます。リスクしきい値が高いほど、引き受けてもよいリスクも大きくなります。ただし、すべての不正行為が当社の機械学習サポートの対象になるわけではありません。この場合は、対象分野の専門知識を使ってカスタムブロックルールを作成できます。
リスクしきい値を調整
リスクプロファイルのリスクしきい値を表示または変更するには以下の手順に従います。
- Customer Areaにログインします。
- [収益とリスク] > [リスクプロファイル] に移動します。
- リスクプロファイルを選択します。
- [機械学習] > [不正利用リスク] > [ブロックしきい値を調整] を選択します。
- 現在のブロックしきい値を表示するか、スライダーを使用して調整し、[保存] をクリックします。
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