Protectへの移行方法

プレミアム階層ユーザー向けの重要な設定・確認事項

プレミアムプランをご利用中の場合、新しいリスクエンジンに対応するには、特定の設定や確認が必要な場合があります。 

以下では、新しいリスクエンジンの対応に必要な手順の内訳と、カスタムルール、リスト、設定の管理方法をご紹介します。

アクション

なぜ

手順

不正利用リスクの機械学習によるブロックしきい値を更新する

不正利用の支払いが継続的に発生する場合、低リスクや中リスクの取引をブロックするためにブロックしきい値を調整することが推奨されるため。

[収益とリスク] > [リスクプロファイル] > [リスクプロファイルを選択] > [リスクルール]> [ブロックセクション] で「機械学習:不正利用リスク」、次に「ブロックしきい値を調整」を選択します。

カスタムリスクルールとリストを再作成する

カスタムルールとリストは新しいプロファイルに自動的に転送されません。

カスタムリストがまだ有効である場合は、新しいプロファイルで必ず再作成します。

[リスクルール] > [新しいルール] に移動

新しいカスタムルールを作成し、AND または OR を選択して各条件ごとにルールに条件を追加します。

手動レビューのルールを再設定する

新しいエンジンはリスクスコアの代わりにアクションを手動レビューに使用するため。

以前と同様に、どのルールも結果として手動レビューに設定可能です。ルールを作成する際には、アクションとして「レビュー」を割り当てます。

リスクリストを見直す

デフォルトのリスクリストは、自動で有効化されているため。

オーソリゼーション後に再構成する

ルール

AVS、CVC/CVVやライアビリティシフトステータスのようなルールを更新する必要があるため。

カスタムリスクルールビルダーを使用して、AVS、CVC/CVV、リライアビリティシフトのロジックを設定します。

AVSCVC/CVVの不一致やライアビリティシフトステータスを再設定する必要があります

カスタムルールをDynamic 3DSに再接続する

現在はリスクスコアーに基づく古いDynamic 3DSルールは廃止されたため。

3DSアクションを確認し、Dynamic 3DSにリンクするカスタムリスクルールを作成します。

移行する際は、複雑さを減らし、ルールを簡素化しながら、同レベルのパフォーマンスを維持することに注力してください。低スコアの古いスコアをもとにしたルール、ほとんどのベロシティ(速度)やShopperDNAベースをもとにしたルールは、現在では新しい機械学習リスクルールで効果的に処理できるようになっています。特定の古いルールが低スコアであったり、主にベロシティをもとにした内容である場合、その内容を引き継ぐ必要があるかを検討しましょう。

新機能の機械学習モデルのしきい値の調整リスクプロファイルの微調整をぜひご覧ください。

これらの手順に沿って設定することで、最新バージョンの利点を活用しながら不正利用リスク管理戦略を効果的に維持し、ビジネスのニーズに合わせて調整することができます。

移行をサポートするために、次のようなさまざまなセルフサービスリソースを作成しました。

ベーシック階層ユーザー向けの重要な設定・確認事項

ベーシックプランをご利用中の場合、紹介リストの設定内容を再度確認します。

アクション

なぜ

確認事項

リンク

リスクリストを見直す

標準リスクリストはデフォルトで有効化されていあるため。

必ずこれらのリストを確認し、自社ビジネスに関連するリストが有効になっていることを確認してください。

リスクリストガイド

ダイナミック3DSでリンクされたルールを確認する

現在ではリスクスコアーに基づく古いDynamic 3DSルールは廃止されたため。

Dynamic 3DSで利用可能な標準フィールドを活用する

ダイナミック3Dセキュアルールを構成